2005年11月30日

出題の趣旨

出題の趣旨
ちょっとびっくりしました。
【民事訴訟法】
第 1 問
 控訴審における攻撃防御方法の提出に関する民事訴訟法の規律とその背景にある考え方について,第一審と控訴審との関係を踏まえて,論ぜよ。
(出題趣旨)
 現行法における控訴審が続審であり,口頭弁論の一体性も第一審と控訴審とを通じて観念される結果,当事者は控訴審の口頭弁論終結まで新たな攻撃防御方法を提出できることとなるが,これを貫くことにより生ずる第一審の軽視,形骸化という弊害を避けるため,現行法は具体的にどのような対策を講じているかの検討を求める問題である。控訴審における新たな攻撃防御方法の提出につき,時機後れか否かはどのように解釈されるか,いかなる要件の下で説明義務が課されるか,その懈怠がどのような意義を有するかを論ずべきである。
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/17syushi-kohyo.html

私の答案は内容で言えば出題の趣旨そのままです。
要約したら同じ文章になると思います。
1問目が恐ろしく跳ねているような気がします(2問目は、若干ピントはずれているようです。もちろん、論外ではないですが。)。

特に驚いたのはこのフレーズです。
「当事者は控訴審の口頭弁論終結まで新たな攻撃防御方法を提出できることとなるが,これを貫くことにより生ずる第一審の軽視,形骸化という弊害を避けるため,現行法は具体的に」
たぶん、ここのフレーズはほとんど同じかもしれないです。

当事者は控訴審の口頭弁論終結まで新たな攻撃防御方法を提出できることとなる。
しかし、これを貫くことにより第一審の軽視,形骸化(がいを平仮名で書いたのを覚えています)という弊害が生じる。
その弊害を避けるために,現行法は具体的に以下のように規律している。

たぶん、こんな感じだったと思います。
確か、その軽視、形骸化の弊害を導出するためというか説明というか、機会ある、審理が重複する(抽象的に)というようなことを書いたような気がします。
これはどっちが上、下の概念として書けばいいのかちょっと迷いました。

ひょっとして盗作された?

ということはないとは思いますがw

>控訴審における新たな攻撃防御方法の提出につき,
>時機後れか否かはどのように解釈されるか,

これも控訴審として解釈しました。時間が後、機会があるらへんを絡めて。迅速がどうのも書いたような気がします。

>いかなる要件の下で説明義務が課されるか,

要件を特に検討しました。

>その懈怠がどのような意義を有するか

これも検討しました。要件検討したらこっちも検討するのは流れからしても当然だとは思いますが。

出題の趣旨に書いてあることは全部書きましたが、書いてないことは一切書いてないような感じです。
ここまでずばりとは思わなかったです。

でも、あえて第1審と控訴審の関係を踏まえてということを書いているますから、気がつきやすかったのではとは思います。
これがヒントになりました。
関係を踏まえるんですから、多くの受験生がまず最初に比較したと思います。
比較するとすれば、手続きの流れからしても第1審を先に考えるのは当然ですし、基準とすべきでしょう。
控訴審は第1審を踏まえたうえで行うんですから当然ですが。
その第1審の規律を控訴審に当てはめてみて、でもそれじゃ、時間的に先の第1審無駄にならないかな?
ということで、現行法は・・・、みたい流れになるかと。
迅速にしましょうという新民事訴訟法の理解というか改正の経緯も役に立ったと思います。

民事訴訟法がわかる―初学者からプロまで」は旧民事訴訟法から新民事訴訟法への改正の経緯も重視している本だったので、今年この本を基本にがんばった人は特にできたと思います。

あとは、やっぱり手続の流れですよね。
民事訴訟法は、手続の流れどおりに問題文を分析すれば、特に苦のない問題が多いように思います。
あまり考えたことのないような問題ならなおさらですよね。
posted by :miyuki ◆2gCyH5Y5cY at 18:40| Comment(3) | TrackBack(0) | 2005年論文試験雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「繰り返しやるながら,そのサイクルを短くしていくところ」等・・うぅーんとても参考になります。
対象を絞ってそれを繰り返すこと,がどの科目でも肝のようですね。
ところで,miyukiさんはどこの過去問集集と相性がいいですか?私は民訴はセミナーのものがすきです。詳しすぎて解説書チックではありますが・・・。私にはそれがいい。
これを読んでいくのが最も早い勉強法のような気がしています。幹が立てば枝や葉は容易に落ちない。

レベルは違えど(私の方が低い)よく判りります。
新会社法の幹をどうやって立てるか悩ましい今日この頃です。先日論文2年連続Aで来年を狙う方と話しましたが,この位のレベルの方になると条文の位置に習熟する程度で十分って感じでした。初学者の域を抜けきれないミニは悩ましです。(葉玉先生の100問をセミナーの新論文過去問集と同様に論じていいかわかりませんが,)現在,私にとっては新会社法100問が民訴に於けるセミナーの新論文過去問集です。これを読み込んでいくに当たって,その前に会社法の幹が立っていない為大変時間がかかる状況。そこで邪道だと思いながら,悩みながら山本浩司氏の薄い本を読んでいます。

独り言なのか,話し掛けているのか判りませんが,つい感じるところがあったので書き込んでしまいました。
おそらく,Miyukiさんは民訴は合格者以上のレベルではないでしょうか。

ってな感じで時々チョイ読みしています。ではでは失礼。
Posted by BeginerStudent at 2005年11月30日 20:41
早稲田セミナーの新論文過去問集使っています。
年度落ちの500円のものですw
別にどこのでもいいと思います。
参考答案を覚えこむわけでも解説を覚えこむわけでもないと思いますし。
Posted by miyuki at 2005年11月30日 21:32
みゆきさんは成績評価の内訳はどうだったの?
Posted by 千鳥 at 2005年12月01日 05:30
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